アクティビティ「まちがい探しで説明してみよう」のご紹介！│MOCOPLA荻窪教室

こんにちは、MOCOPLA荻窪教室です！

今回はアクティビティでおこなった「まちがい探しで説明してみよう」をご紹介します。

まちがい探しで説明してみようとは

まちがい探しはご存じの通り、一見同じに見える2つの絵を見比べてまちがっている箇所を探していくゲームです。

今回アクティビティの時間でやるにあたって、見つけたまちがいを手を挙げて発表してもらう形式にし、指差しで示して答えを言うのではなく言葉で説明するようにしました。

意図・目的

今回のアクティビティはこんな意図や目的をもっておこないました。

・言葉だけで順序だてて説明する力をつける
・よく見比べることで観察力が養われる

モコプラでは何を言いたいのか何をしてほしいのかを、大人が先回りしてやってあげるのではなく子どもたちが自分で最後まで説明することを大切にしています。

察してもらったり、なんのことを言っているのか指し示すだけでなく、言葉だけで伝わるように説明する力をつける目的でおこないました。

加えてレッスン「美術」を取っている子が多い日で、図鑑や題材となるものを見ながら描く機会がある子たちに向けてよく観察することによって発見できる力を養えると思いました。

遊び方

絵の間違い探しをする

用意するものはまちがい探しの紙と、色えんぴつなどしるしをつけるものです。

かんたん、ふつう、むずかしいの三段階の難易度を用意して、まずは通常の間違い探しをしてもらいます。

大体の子がすべての答えを見つけ終わったら全員で答え合わせをします。

答えの説明をする

手を挙げて指された子は、全員で見られるように前に貼った大きい間違い探しの紙を見ながらその場で説明します。

1. 2枚ある絵のうち、どちらのことから言うのか
2. 絵の中のどこにある、何のことを言うのか
3. その違いは何なのか

上記のことを意識して順序だてて説明していきます。

今回のアクティビティではポイント制等、競争する内容にはしませんでしたがそうすることによって子どもたちの意欲を掻き立てるのもありです。

子どもたちの様子

年齢によって上手に説明できたり、子どもによっても差はもちろんありますが、ここでは練習するという意味合いでやっているのでどんな説明が必要なのかを多少誘導しながら進めていきました。

中盤にうらしまたろうの絵の間違い探しをやりましたが、その答え合わせをするときに指された子がとても上手く説明してくれました。

「左の絵では、左下にあるわかめが3本で、右の絵ではそのわかめが4本ある」という風に答えてくれました。

一見簡単そうな説明ですが、誰が聞いてもわかるように順序だっていてとても丁寧な説明でした。

その子が説明してからは、それを参考にして後に答える子もより順序だてていてわかりやすい説明ができる子が増えました。

大人が説明したり例を出してやってみるよりも、実際に子どもたちでやってみて上手くいったり成功体験をすることの方がより「やってみよう、こうしてみよう」というようなやる気につながると感じました。

子どもの力が活きた場面でした。

さいごに

今回はアクティビティ「まちがい探しで説明してみよう」をご紹介しました。

言葉ですべて説明するのは大人でもなかなか難しいことですが、早いうちからきちんと説明する練習をすることで様々なところで必ず役立ちます。

またアクティビティの中で前に立って何かを発表する場面や、人に説明する瞬間はたくさんありますので、普段の生活からも力をつけていけるように働きかけていきます。