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AIを使ったアクティビティ|小学生からAIに触れる意義

こんにちは、杉並区荻窪で民間学童を中心とした教育事業をおこなっているMOCOPLA(モコプラ)荻窪教室です。

モコプラでは、毎日1時間「全員でおこなう遊びと学びのプログラム」を展開しています。

今回は、その中でもAIをテーマにしたプログラムについていくつかご紹介します。

また、AI時代を生きていく子ども達がAIを学ぶ意図や、彼らにどのような力を身につけてほしいかという意図・ねらいもお伝えしていきます。

ぜひ、最後まで読んでいただければ嬉しいです(各見出し下の画像はAIで作成しました)!

MOCOPLA(モコプラ)荻窪教室とは?

キッズクラブ(学童クラブ)を主体とし、放課後の預かりをしながらレッスン(習い事教室)スタディ(学習塾)に取り組める場所です。

預かりではなく、レッスン・スタディのみでも通っていただけます。

▼ ぜひ、MOCOPLAの1日をご覧ください!▼

目次

小学生からAIに触れる意義

Chat GPTで出力した本ブログ用の画像

いま、AI(人工知能)は身近な存在になりつつあります。

たとえば「ChatGPT」で文章を作ったり、「画像生成AI」で自由にイラストを描いたり、「Google翻訳」のような翻訳AIで外国語を理解したり。

こうしたツールは、「使う人は使うもの」ではなく、「使って当たり前のもの」になってきており、ものすごいスピードで技術が向上しています。

そんなAI必須時代だからこそ、子ども達には楽しみながらAIに触れてほしいと思い、アクティビティに不定期で取り組んでいます。

また、小学生のうちからAIに触れることには、「試す→考える→修正する」という探究型の学びを、遊び感覚で自然に経験できるメリットがあります。

まずはAIを「便利なおもちゃ」としてでいいから「体験する」ことを大切にしています。

そのうえで、「AIのおかげでちょっと楽しくなった」「AIを使ってちょっと楽になった」という実感を得られることを目指しています。

AIを使った音楽制作

Chat GPTで出力した本ブログ用の画像

毎年モコプラでは、「モコプラ祭り」というお祭りを開催しています。

子ども達と一緒に企画・運営をし、多くの来場者であふれるのですが、「会場曲があるともっと盛り上がる」となり、「どうせならフリー素材の味気ない音楽ではなく作ろう」とアイデアが出ました。

使用したのは、Suno AIという楽曲制作に特化したAIツール。

引用:Suno

Suno AIでは、歌詞と曲調(ポップ風・ロックなど)を指定するだけで、わずか1分足らずで1曲出来上がります。作成したのは2024年で、その時点でもすごかったのですが、そこからさらにクオリティが上がり続けています。

「お祭り」というテーマから連想される言葉をたくさん羅列したり、思い思いの歌詞を組み合わせたりし(一部Chat GPTを使用しながら)プロンプト(AIへの指示)を組みました。

たとえば、こんな歌詞(一部)で…

みんな集まれ、モコプラの世界
楽しいゲームが君を待ってるよ
1モコ50円、手に入れよう
もっと楽しむなら、1000円で21モコ!

1モコ、2モコ、どれにしよう?
迷う時間もワクワクするよ
1000円で21モコ、君もゲットしよう!
モコプラ祭りで、さぁ遊ぼう!
(以下省略)

歌詞としてはいかにも「子どもが考えた歌詞」ですが、1分もあればこのように仕上がります。

わずか1時間で20曲ほど作成し、モコプラ祭りではスピーカーにつないで会場曲として使用。

来場者の方に「この音楽なんですか?」と聞かれることもあり、子ども達は大満足の様子でした。

AIを使った画像生成

Chat GPTで出力した本ブログ用の画像

Chat GPTの画像生成能力が一気にあがり、SNSなどで「ジブリ風」の画像が簡単にできることが広く知れ渡ってきました。

そんな中、モコプラでは期間を空けて2種類の画像生成方法でアクティビティを実施したので、ご紹介します。

  • テキストだけで画像を生成する方法
  • 自作のイラストを読み込んで生成する方法

一つずつご紹介します。

テキストだけで画像を生成する方法

Chat GPTにテキスト文章で画像生成を指示すると、クオリティの高い画像を一瞬で生成します。

たとえば、「小学1年生の男の子がランドセルを背負って登校する様子をリアルに描写し、イラスト生成をしてください。」と指示をすると次のような画像を生成します。

AIについてそれほど詳しくない方からすると、AIで作成したとは思えないようなクオリティで生成できます。

アクティビティでは、ただ画像を生成するだけでは面白くない(特に学びがない)ので、「AIにどのような指示を出すべきか」を学ぶために次のようなお題を出しました。

AIを使って首の短いキリンの画像を作成してください」というもの(追加で「海の上を走らせること」という条件も付けました)。

実は、下記ポストを見て、「AIをより深く理解するのに使える」と思い、テーマ採用しました。

1回目の挑戦

子ども達が相談しながら出した最初の指示は、「イラストを作成してください。首がすっごく短い、海に浮かぶキリンを走らせてください」というもの。

普通のキリン…?

「首が長い!」「普通のキリンじゃん!」と子ども達は大ブーイング。

「具体的にどのくらい短いか言った方がいいんじゃない?」という意見をもとに2度目の挑戦。

2回目の挑戦

「首が短い生き物」を連想したところ、「ダンゴムシ!」というなんとも面白い意見がでてきたので、シンプルに指示を作成。

「ダンゴムシくらい短い首にしてください。」

すると、次のような画像ができました。

全然違う…

「ダンゴムシ」の要素が足に反映されてしまいました。

AIの特徴を知らなければトラウマにもなりかねない画像ですが、子ども達にはよく特徴について説明していたので、すぐに改善策を練っていました。

最後の挑戦

幾度かの修正を経て、最後の挑戦。

「比率をしていすればいい!」というアイデアから、「身体の大きさを1メートル、首の長さはそれに対して5センチにしてください」と指示したところ、次のような画像が。

当初よりは大幅に短くなり、馬のようなシルエットまでは完成できました。

ただし、指示した比率にはできず、子ども達はかなり悔しがっていました。

子ども達に伝えたAIの特徴

なぜこのような結果になったか(個人的な分析ですが)というと、AIが学習データに基づいた生成しかできないため「実在しないもの(学習データがないもの)」を生成するのが難しいのだと思います。

また、「キリン=首が長い生き物」という学習データの前提をどうしても覆せず、バイアスがかかったままになってしまったと考えられます(より精密に、何度もプロンプトを組むことで最終的には生成可能です)。

こういったことを簡易的な言葉で(といってもまだ小学生には難しいですが)、子ども達に伝えました。

自作のイラストを読み込んで生成する方法

期間を空け、次は自作のイラストから画像生成をしました。

ゾウの画像を読み込ませ「怖くしてください」と指示。

すると…

元のイラストのテイストも残しつつ、ちゃんと怖くなって出力されました。

また、いかにも小学生が描きそうなオリジナルキャラクターもお手のもの。

いくつか出力した後、イラストとイラストを合体させ、コラボもしました。

AIのおかげで、たとえ絵を描くことが苦手でも、一定のクオリティを出せることを伝えました。

苦手なことの補助として使ったり、効率化するために活用したり、様々な利用方法があるAIですが、「どう指示すればいいのか」「どのように改善していけばいいのか」という論理的思考力が問われます。

日々の学習やモコプラの各種レッスン・スタディの一つ一つがその糧となることを伝え、アクティビティを終えました。

さいごに

先にも述べた通り、これからの時代はAIスキルが必須で「どうAIと関わっていくか」を考えることが問われていきます。

ただし、どれだけ技術が発展しても、使う人間の思考力や表現力が乏しいと最大限活用できません。

アクティビティなどでAIに触れ、学ぶ機会を増やしつつも、より本質的な学びをモコプラで提供し続けていきます。

MOCOPLA荻窪教室では、説明会を開催しています。

  • MOCOPLAについて詳しく知りたい
  • MOCOPLAの中を見学したい
  • うちの子がMOCOPLAに合うか、雰囲気を見てみたい
  • 通い方やレッスンの選択など、個別の相談をしたい

こういった方々におすすめです。

①通年で受け付けている「個別説明(1対1のご説明)」

②不定期(年2~3回)でおこなう「全体説明会」

の2種類からお選びいただけます。

今年度の全体説明会はすべて終了いたしました。

個別説明は随時受け付けておりますので、お気軽にお申し込みください。

お申し込みはこちらから受け付けております。

※個別説明の所要時間は、30分~1時間となっています。

※全体説明は質疑応答も含め1時間半~2時間ほどです。

※どちらも内容に大きな違いはございません。

※A4サイズの資料をいくつかお渡しします。

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